“切口上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりこうじょう91.7%
きりこうじやう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何処を見ているのか判らないようなはるかな目付をして、切口上きりこうじょうじみた口調で言った。何か無理をしているなとすぐ感じさせる態度であった。
風宴 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
耳を澄ますと、なるほど、いつも変らない切口上きりこうじょうと、きかない気の隠居のしわがれ声が、木枯らしの洩るように響いてくる。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「別段學校へ入りたいといふことはありません。」と、干乾びた切口上きりこうじやうで答へた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)