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切戸口
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きりどぐち
ふりがな文庫
“
切戸口
(
きりどぐち
)” の例文
其
(
そ
)
の一
日前
(
にちまへ
)
の
暮方
(
くれがた
)
に、
千助
(
せんすけ
)
は、
團右衞門方
(
だんゑもんかた
)
の
切戸口
(
きりどぐち
)
から、
庭前
(
ていぜん
)
へ
𢌞
(
まは
)
つた。
座敷
(
ざしき
)
に
御新姐
(
ごしんぞ
)
が
居
(
ゐ
)
る
事
(
こと
)
を、
豫
(
あらかじ
)
め
知
(
し
)
つての
上
(
うへ
)
。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
廊下が尽きると
切戸口
(
きりどぐち
)
、そこを開けると石の階段、二十段ぐらいはあるらしい。それをおりると
樫
(
かし
)
の扉、それを開くと牢格子、もうこの辺は地下である。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
よけて
入
(
い
)
る雨の柳や
切戸口
(
きりどぐち
)
自選 荷風百句
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
其
(
そ
)
の一
日前
(
にちまへ
)
の
暮方
(
くれがた
)
に、
元二
(
げんじ
)
は
團右衞門方
(
だんゑもんかた
)
の
切戸口
(
きりどぐち
)
から
庭前
(
にはさき
)
へ
𢌞
(
まは
)
つた、
座敷
(
ざしき
)
に
御新造
(
ごしんぞ
)
が
居
(
ゐ
)
る
事
(
こと
)
を
豫
(
あらかじ
)
め
知
(
し
)
つての
上
(
うへ
)
で。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“切戸”で始まる語句
切戸