“白丁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくちょう79.2%
はくちやう12.5%
はくてい4.2%
よぼろ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お鶴が石壇にかかりますと、もうはるか奥に、鏡が一面、きらきらとあおい月のように光ります前に、白丁はくちょうを着た姿が見えたといいます。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「お勝手の戸棚の白丁はくちやうの中に毒のがあれば、湯へ行く前に入れたかも知れないが、白丁に殘つた酒に毒が入つて居なきや、お近さんは下手人ぢやないよ」
朝鮮にはもと才人さいじん禾尺かしゃくなどと云って、一種の賤まれた人民があったが、世宗王の時彼らの区別を廃し、これを普通民と同じくする為に、これを「白丁はくてい」と呼ばしめた。
かしこきや神の白丁よぼろは眞さやけき御裳濯川に水は汲ますも
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)