“元明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げんめい50.0%
げんみやう16.7%
げんみん16.7%
もとあき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
決して元明げんめい天皇の時に作られたものでないという説が出ましたが『古事記』の仮名を見ますと、前に述べたように
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
第四十三代元明げんみやう天皇の御代、武蔵国秩父郡ちゝぶのこほりより和銅わどうを献上せるものあり、依つて年号を和銅と改められたが、その三年、都を大和の藤原京より平城京へいじやうきやう(奈良)に遷された。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
(略)菩薩ぼさつ薩摩の薩は字原せつなり博愛堂『集古印譜』に薩摩国印は薛……とあり訳経師やっきょうし仮釈かしゃくにて薛に二点添付したるを元明げんみんより産の字に作り字典は薩としあるなり唐には決して産に書せず云々
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
紀伊守の嫡子ちゃくし、天野元明もとあきは、十頭ばかりの馬がつないである木立の蔭から、小声で——しかし急な烈しい声で——誰かをきたてていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)