“げんみん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元明50.0%
玄珉50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(略)菩薩ぼさつ薩摩の薩は字原せつなり博愛堂『集古印譜』に薩摩国印は薛……とあり訳経師やっきょうし仮釈かしゃくにて薛に二点添付したるを元明げんみんより産の字に作り字典は薩としあるなり唐には決して産に書せず云々
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
しかし次年二月に筆を起してある勤向覚書に徴するに、蘭軒は此年十二月下旬より痼疾の足痛をうれへて、医師谷村玄珉げんみんの治療を受けた。谷村は伊予国大洲の城主加藤遠江守泰済やすずみの家来であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)