“幕屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まくや80.0%
ばくや20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は此の世にいわば幕屋まくやに住めるごとく宿り、あるときは谷間をたどり、あるときは広野をよこぎり、あるときは山の頂きをよじつつあった。
これは毎年の慣例しきたりで七月十五日の早朝あさまだきにご神体の幕屋まくやがひらかれるのである。そうして黄金の甲冑かっちゅうで体をよろった宗介様を一同謹んで拝するのであった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、そのとき、羽柴はしば荒旗本あらはたもと脇坂甚内わきざかじんない平野ひらの三十郎、加藤虎之助かとうとらのすけの三人、バラバラと幕屋まくやすそにあらわれて一大事を報告した。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「手に罪のあらんにはこれを遠く去れ、悪を汝の幕屋まくやに留むるなかれ、さすれば汝顔をあげてきずなかるべく、堅く立ちておそるる事なかるべし、すなわち汝憂愁うれえを忘れん……汝の生きながらうる日は真昼よりも輝かん……汝は何にも恐れさせらるる事なくして伏し休まん……」と。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
美しい殿堂、毛皮の幕屋ばくや、祭壇で小羊こひつじがたかれています……広い沙漠さばく、日が沈みました。青いお星様、十字星……地中海の波が二つにわれ、そこを通って行く幾十万! 先頭に立ったモーゼ様! 山へお登りになりました。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)