“幕切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まくぎれ66.7%
カタストローフ22.2%
ちょん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はきずつけられた自分のプライドに対しても、この不名誉な幕切まくぎれに一転化を与えた上で、二人と別れなければならないと考えた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いや、詳しく言へば、引いたつもりになつたのは、ほんの一と月ばかりで、又息を吐く間もなく引張り出されて、恐ろしい幕切カタストローフを見せられて了つたのです。
資金かねに詰まって友達の生胆いきぎもを売って大間違いを仕出かしたのを幕切ちょんにして、立派にやめてしまいましたが
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)