“カタストローフ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
終局31.3%
結末25.0%
破局18.8%
幕切12.5%
大破局6.3%
悲劇6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
留守は多分、お品がいいようにやってくれるでしょう。しかし、事件は、その日のうちに急転直下して、凄まじい終局カタストローフまで推し進んでしまいました。
此の辺で簡単に筋を割って、恐ろしい結末カタストローフへ導きましょう。——太田淡路守の隠居、英山公に手討になった筈のお園は、実は命を助けられて無事で生きて居たのです。
併し事件はそれから急轉直下に展開して、恐ろしい破局カタストローフ驀地まつしぐらに陷込んで行きました。そのまた翌る日の朝、明神下の平次の家へ飛び込んで來た、八五郎のあわて加減といふものは——。
いや、詳しく言えば、引いたつもりになったのは、ほんの一と月ばかりで、また息を吐く間もなく引張り出されて、恐ろしい幕切カタストローフを見せられてしまったのです。
しかし事件を担当して、最後の悲劇カタストローフまでも見尽したわたしに取っては幻怪不可思議な事件であればあるほど、このまま闇から闇へ葬り去るには忍びません。
呪の金剛石 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)