沙漠の美姫さばくのびき
「君は王昭君をどう思うね?」 私は李白にこうきいてみた。 と、李白は盃を置いたが、 「まあK君これを見てくれたまえ」紙へサラサラと詩を書いた。 昭君払玉鞍。上馬𠽜紅頬。 今日漢宮人。明朝胡地妾。 「成程」と私は薄ら笑いをしたが、 「ほんとに …
作品に特徴的な語句
前面てまえ しょう べつ おおゆみ 鳥渡ちょと もと ばら 鳴鏑なりやじり 爪探つまぐ たくまし ひるが くみ 仏子ほうす くら 腐木ふぼく すぐ もら 連子つれこ さら やみ 歌声かせい めぐ 家鶏あひる 幕屋ばくおく くらい 矢張やは 冒頓ぼくとつ 竟寧きょうねい 糧秣りょうまつ とう 胡地こち 胡座あぐら 胡笛かく まる こうむ まさかり とき 頤髯あごひげ 頭曼とうまん ふる ただ ひるがえ 駃騠けってい 騊駼とうと もっ わた やり むし 当于とうう 心掛こころがけ ほこ 成程なるほど 敢為かんい たお 夏后かこう いや 月氏げっし 李白りはく 柘榴ざくろ 眼瞼まぶた 厩舎うまや ごと 気障きざ すなわ おぼ ほのお 然諾ぜんだく 匈奴きょうど 狐兎こと 琅玕ろうかん 瓢石ひょうせき つるぎ