“鳴鏑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なりかぶら37.5%
めいてき25.0%
なりやじり12.5%
かぶら12.5%
かぶらや12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また鳴鏑なりかぶらを大野の中に射入れて、その矢を採らしめたまひき。かれその野に入りましし時に、すなはち火もちてその野を燒き𢌞らしつ。
鳴鏑めいてきの如くとがりたる声ありて、奈落ならくに通ず、立つこと久しうして、我が五躰ごたいは、こと/″\く銀の鍼線しんせんを浴び、自らおどろくらく、水精しばらく人と仮幻かげんしたるにあらざるかと、げに呼吸器の外に人間の物
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
徹底的に部下を臣事させてやろう! こう考えて策略を用いた。その道具として鳴鏑なりやじりを用いた。まず部下にこういい渡した。
沙漠の美姫 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
鳴鏑かぶら射放いはなつ音たてゝ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
須勢理毘売すせりひめと婚するに臨み、今も蛮民間に行わるるごとく、姫の父須佐之男命すさのおのみことが、種々と大黒主神を苦しめてその勇怯を試みる中に、鳴鏑かぶらやを大野の中に射てその矢をらしめ