“なりやじり”の漢字の書き方と例文
語句割合
鳴鏑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徹底的に部下を臣事させてやろう! こう考えて策略を用いた。その道具として鳴鏑なりやじりを用いた。まず部下にこういい渡した。
沙漠の美姫 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ここに至って冒頓の部下は、心からすっかりふるえ上った。『もうよかろう』と冒頓は思って、或時猟へ行った時に、父の頭曼単于の冠を、鳴鏑なりやじりを以て貫いた。
沙漠の美姫 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)