“めいてき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鳴鏑50.0%
名笛25.0%
鳴笛25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多年剣を学んで霊場に在り 怪力真に成る鼎ひしぐべし 鳴鏑めいてき雲を穿つて咆虎たおる 快刀浪をつて毒竜降る 出山しゆつざん赤手強敵をとりこにし 擁節の青年大邦に使ひす 八顆はちかの明珠皆楚宝 就中一顆いつか最も無双
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
かんとか天彦あまひことかいう名笛めいてきのようだ。なんともいえない諧調かいちょう余韻よいんがある。ことに、笛の音は、きりのない月明げつめいの夜ほどがとおるものだ。ちょうど今夜もそんなばん——。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
満を持してしばらくもたせたが「えい!」という矢声! さながら裂帛! 同時に鷲鳥の嘯くような、鏑の鳴音響き渡ったが、源三位頼政げんざんみよりまさぬえを射つや、鳴笛めいてき紫宸殿ししんでんに充つとある
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)