“駃騠”の読み方と例文
読み方割合
けってい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漢の鄒陽の上書中に、燕人蘇秦が他邦から入りて燕にしょうたるをにくみ讒せしも燕王聞き入れず、更に秦を重んじ駃騠けっていを食わせたとある。
橋本に騾馬の講義を聞くと、まず騾と駃騠けっていの区別から始めるので、真率しんそつな頭脳をただいたずらに混乱させるばかりだから、黙ってくらのない裸姿を眺めていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
匈奴きょうどと呼ばれている、我々の先祖はあの有名な夏后かこう氏なのだ。我々の生活は自然で自由だ。水草を追って牧畜をする。馬や牛や羊や※駝らくだや、驢※ろや駃騠けってい騊駼とうと騨※てんけいや、こういう物を牧畜する。
沙漠の美姫 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)