“真率”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞率
読み方割合
しんそつ89.7%
まじめ6.9%
しんりつ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし真率しんそつと云うことばが許されるとすれば、気の毒なくらい真率であった。従って、彼は彼等に対しても、終始寛容の態度を改めなかった。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
信吾も其頃は、感情の荒んだ今とは別人の様で、血のあたたかい真率まじめな、二十二の若々しい青年であつたのだ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
たといただちに実行は出来ざるまでも、列国をして真率しんりつに反省せしめる効果があるであろう。
世界平和の趨勢 (新字新仮名) / 大隈重信(著)