“胡地”の読み方と例文
読み方割合
こち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徒歩のみによる行軍の速度と、人力による車の牽引けんいん力と、冬へかけての胡地こちの気候とを考えれば、これは誰にも明らかであった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
王昭君のお伽衆として、私が胡地こちへ旅立ったのは、元帝の竟寧きょうねい元年であった。
沙漠の美姫 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
また元帝が王昭君おうしょうくん胡地こちへ送ったはなしも有名なものではありませんか。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)