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狐兎
ふりがな文庫
“狐兎”の読み方と例文
読み方
割合
こと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こと
(逆引き)
翁いふ。
吾主
(
わぬし
)
遠くゆき給ひて後は、夏の
比
(
ころ
)
より
干戈
(
かんくわ
)
を
揮
(
ふる
)
ひ出でて、里人は所々に
遁
(
のが
)
れ、
弱
(
わか
)
き者どもは
軍民
(
いくさびと
)
に召さるるほどに、
一四一
桑田
(
さうでん
)
にはかに
狐兎
(
こと
)
の
叢
(
くさむら
)
となる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
口約束だけで間に合わせて行く。しかも
然諾
(
ぜんだく
)
を重んずる。子供の頃には羊に
騎
(
の
)
る。弓をひいて鳥を射る。青年になると馬に騎って、弓をひいて
狐兎
(
こと
)
を射る。食い物といえば肉ばかりだ。
沙漠の美姫
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それさへ
狐兎
(
こと
)
の
踰
(
こ
)
ゆるに任せ
草莱
(
さうらい
)
の埋むるに任せたる事、勿体なしとも悲しとも、申すも畏し憚りありと、心も忽ち掻き暗まされて、夢とも
現
(
うつゝ
)
とも此処を何処とも今を何時とも分きがたくなり
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
狐兎(こと)の例文をもっと
(3作品)
見る
狐
漢検準1級
部首:⽝
9画
兎
漢検準1級
部首:⼉
7画
“狐兎”で始まる語句
狐兎偃鼠
検索の候補
狐兎偃鼠
“狐兎”のふりがなが多い著者
上田秋成
幸田露伴
国枝史郎