“冒頓”の読み方と例文
読み方割合
ぼくとつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冒頓ぼくとつという名で豪雄だった。人質に行っていた月氏げっしの国から単騎逃げて国へ帰った。その父の名を頭曼とうまんといったが、これがその時代の単于だったのだ。
沙漠の美姫 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すなわち張遼ちょうりょうを先鋒に、于禁うきん許褚きょちょ徐晃じょこうなどを、三面から三手に分け、城外の敵を一塁一塁踏み破り、ついに夷将いしょう冒頓ぼくとつを討ち取って、七日のうちに柳城を占領してしまった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくて、ようやく夷狄の大将冒頓ぼくとつ柳城りゅうじょう(遼寧省)へ接近した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)