“連子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんじ54.5%
つれこ45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何年間もこわれたままになっていた床の間の横連子れんじも新しくこしらえられ、電燈のかさも、奇麗な透し入りの新しいのになっている。
連子れんじ、日がさしゃ、仲どん、内しょで起きる。もう帰るのかい。別れが辛い。いつ来なますえ、え、え、晩に来るよ。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
で、間もなく王昭君は、呼韓邪単于との間に儲けた伊屠智牙師いとちがしという子を連子つれことして次代の単于の雕陶漠皐まうとうばくさいへ喜びを以て嫁入った。
沙漠の美姫 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
表向は長男で、実は光子の連子つれこになる為年ためとしが丁年になった時、多年秘密の父から光子の手許てもとに送られていた教育費が途絶えた。約束の年限が終ったばかりではない。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)