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連子
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れんじ
ふりがな文庫
“
連子
(
れんじ
)” の例文
何年間もこわれたままになっていた床の間の横
連子
(
れんじ
)
も新しくこしらえられ、電燈のかさも、奇麗な透し入りの新しいのになっている。
日記:25 一九四一年(昭和十六年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
連子
(
れんじ
)
、日がさしゃ、仲どん、内しょで起きる。もう帰るのかい。別れが辛い。いつ来なますえ、え、え、晩に来るよ。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
連子
(
れんじ
)
窓からさし込む朝日の光の下で、下女たちが食事をしている。昌平はぐっと唾をのみながら云った。
七日七夜
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
コトコトと梯子段を登る音が止んで暫らくすると、六角に
連子
(
れんじ
)
をはめた高燈籠の
心
(
しん
)
に、
紅々
(
あかあか
)
と燈火が燃え上りました。光明真言の唱えは、それと共に一層鮮やかで
冴
(
さ
)
えて響き渡ります。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
なかにはぜひ書きとめて置きたいものもあるのだが、間もなく夜が明けるとみえて
連子
(
れんじ
)
のあたりが白んでいるし、もうすぐ貞二郎が起きて来るだろう、あの子は朝が早いのだから……。
日本婦道記:桃の井戸
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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裏通りに面して入口と
連子
(
れんじ
)
窓があり、雨戸も戸袋もまだ新らしく、ちょっと見ると居酒屋のような作りであるが、その出入り口の雨戸には、幅五寸ばかりの板が斜十字に打ちつけてあった。
赤ひげ診療譚:07 おくめ殺し
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“連子”の意味
《名詞》
窓や欄間に取り付けられた一定間隔に細い部材をはめた格子。
(出典:Wiktionary)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“連子”で始まる語句
連子窓
連子橋
連子格子