“幕僚”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ばくりょう	94.7%
ばくりよう	5.3%

ばくりょう

振向くと、司令官の谷干城（たにたてき）少将が、参謀の児玉（こだま）源太郎少佐、樺山資紀（かばやますけのり）中佐など幕僚（ばくりょう）五、六名といっしょに、廊下に立っていた。

日本名婦伝：谷干城夫人 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

新鋭戦艦マサチュセッツは大統領とその幕僚（ばくりょう）、それに金博士を乗せると、沖合さして二十三ノットの速度でのりだしていった。

不沈軍艦の見本：――金博士シリーズ・10―― (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

ばくりよう

トラフアルガルの海戦で重傷を負つたネルソンが、軍医や部下の幕僚（ばくりよう）たちに囲まれながら、死にのぞんで言つた言葉は有名である。「余は祖国に対する義務を果たした。」と。

田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) ／ 萩原朔太郎(著)

“幕僚”の意味

《名詞》
幕僚 (ばくりょう)

将軍、君主などを補佐する帷幕の属僚で重要な計画に参加する幹部。

軍隊において司令部に直属し指揮官への参謀事務を行う将校。
(出典:Wiktionary)

“幕僚”の解説

幕僚（ばくりょう）とは、指揮官を補佐する高等武官又はそれに準ずる者をいう。参謀に近い意味で用いられることが多いが、必ずしも参謀又はそれに相当する者のみを指すわけではない。英語にいう staff とは若干異なる。
語源としては幕とは司令官の陣地をさし（幕府の幕と同義）、「司令官の側に侍る者」の意である。
(出典:Wikipedia)

幕	常用漢字 小６ 部首:⼱ 13画
僚	常用漢字 中学 部首:⼈ 14画