“羊皮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわ20.0%
ひつじかは20.0%
ひつじがは20.0%
やうひ20.0%
ようひ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると、かれは肌身はなさずに所持している聖書の羊皮(かわ)表紙をなでていました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……渠(かれ)は金釦(きんぼたん)の制服(せいふく)だし、此方(こつち)は袴(はかま)なしの鳥打(とりうち)だから、女中(ぢよちう)も一向(いつかう)に構(かま)はなかつたが、いや、何(なに)しても、靴(くつ)は羊皮(ひつじがは)の上等品(じやうとうひん)でも自分(じぶん)で脱(ぬ)ぐ方(はう)が可(よ)ささうである。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
お前は羊皮(やうひ)をきた召使だ。
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
男は傍(かたわ)らにある羊皮(ようひ)の表紙に朱で書名を入れた詩集をとりあげて膝の上に置く。読みさした所に象牙(ぞうげ)を薄く削(けず)った紙(かみ)小刀(ナイフ)が挟(はさ)んである。巻(かん)に余って長く外へ食(は)み出した所だけは細かい汗をかいている。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)