“羊羮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようかん75.0%
やうかん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この子でございますよ。鶴なら喉が長いから、羊羮ようかんがいつまでも甘いだろうと思ったんですね。小さい時から喰い意地が張っていましたわ」
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
机の抽斗ひきだしの中には、餅菓子とかビスケットとか羊羮ようかんとかいつもきっと入れられてあったが、このごろではただその名残りの赤い青いばかりが残っていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
とした七月二日出の繪はがきは、シベリア經由なのにまる一ヶ月もたつて、二月十日に出して七月末の日に返送された「虎や」の羊羮やうかんの小包と前後して私のに渡つた。
あるとき (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)