杞杓ひしゃく)” の例文
杞杓ひしゃくの水をかけては、一杯一杯泥を洗い落している、共稼ぎらしい男女もある、穂高山と乗鞍岳は、窓から始終仰がれていたが、灰のぬし(焼岳)は、その中間にはさまって、しゃがんでいるかして
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)