“杞柳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりゅう75.0%
きりう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
杞柳きりゅうを編んでかごを作る仕事は支那にもありますが、豊岡ぐらい産額の大きいところはないでありましょう。日本全国に売られてゆきます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
少年の心事、その軟弱なること杞柳きりゅうの如く、他の指示するところにしたがいて変化すること、はなはだやすし。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それはコブヤナギといつて、「孟子」に謂はゆる杞柳きりうのことだといふ。性は杞柳のごとく、義は桮棬はんけんのごとし。人の性を以つて仁義を爲すは杞柳を爲るがごとし。とある。
北信早春譜 (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)