しやく)” の例文
一人で山を下りられるか、あそこから眞直ぐの一本道だといつたから、あん子は顎をしやくつて見せて判つた意味を現はした。
神のない子 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
寫眞しやしんも、このころねこしやく子もやるといふ風な、はやりものになつて、それに趣味しゆみを持つなどゝいふのがへんたり前ぎるかんじで、かへつがひけるやうなことにさへなつてしまつた。