“眼敏”の読み方と例文
読み方割合
めざと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禁ぜられていたしっては肝腎かんじんの手曳きの役が忽諸こつしょになるから飲む真似をして胡麻化ごまかしているのを利太郎が眼敏めざとく見つけ
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「それは眼敏めざとくていらるるせいなんでしょうよ。元からそうでしたよ。それに年を取って来ると猶更そうなるものです。」
田原氏の犯罪 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
あつしはね親分、外に取柄は無いが、酒を飮まないのと眼敏めざといのが自慢なんで——旦那がそれを見込んで年に十二兩といふ高い給金を出して下さつたんだ。