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『駒鳥の胸』
ふりがな文庫
『
駒鳥の胸
(
こまどりのむね
)
』
「黄金の羽虫、どこから来たの。蜜飲の虫、あらあら、いけないわ。そんなに私の傍へ寄つてはいやよ、日向の雛鳥、あつちへお行きよ。」 レオナさんは緑石の様に輝いた美しい瞳をうつとりとかすめて独言のやうに呟きました。 「まあ、随分酷いわレオナさん。 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「少女 第八十五号(新年号)」時事新報社、1919(大正8)年12月6日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
情
(
なつか
)
出
(
いで
)
口吟
(
くちづさ
)
真実
(
ほんと
)
知
(
しら
)
先程
(
さつき
)
孤児
(
みなしご
)
異
(
ちが
)
緑石
(
サフアイヤ
)
蜜飲
(
みつのみ
)
誰方
(
どなた
)
金色
(
こんじき
)
黄金
(
こがね
)