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榛
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はり
ふりがな文庫
“
榛
(
はり
)” の例文
そこは水戸家の下屋敷から五六町も東へはいったところで、左に源心寺という寺の森があり、東側は
榛
(
はり
)
の林や、畑や田や、堀や農家などのひろい展望がある。
おれの女房
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
茅草
(
ちがや
)
・尾花の布き
靡
(
なび
)
く草の海の上に、
櫟
(
なら
)
・
榛
(
はり
)
の雑木林が長濤のようにうち冠さっていた。榛の木は房玉のような青い実をつけかけ、風が吹くと触れ合ってかすかな音を立てた。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
かれ天皇、そのうたきを畏みて、
榛
(
はり
)
の木の上に登りましき。ここに御歌よみしたまひしく
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
山はまだ花やや寒き
榛
(
はり
)
の
木
(
き
)
の枯れ枯れの枝に
蒿雀
(
あをじ
)
つどへり
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
武蔵
都筑
(
つづき
)
郡
二俣川
(
ふたまたがわ
)
村大字二俣川字
榛
(
はり
)
ヶ
谷
(
や
)
小字ドウマン谷
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
ほたほたと掻きて垂らせる朱のうるし
榛
(
はり
)
の雄花は春早き花
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
あり
岡
(
を
)
の
三
榛
(
はり
)
の木の枝。 (歌謠番號九九)
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
向畑に
榛
(
はり
)
の花かと見ゆる房ほたほたと赤し出でて見んとす
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
榛
(
はり
)
の花くれなゐふかし遥か見る丹沢山に雪の消えつつ
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
榛
漢検準1級
部首:⽊
14画
“榛”を含む語句
榛原
榛莽
榛沢
山榛
榛谷
榛原郡
榛名
榛名山
深山榛
榛名湖
榛軒
榛名梅香団扇画
榛樹
榛實
荊榛
後開榛名梅ヶ香
印度藪榛生活
榛楛
狭野榛能
榛野
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