“巻舌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきじた85.7%
まきした14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中国人が、急に巻舌まきじたの東京弁でしゃべりだしたのには、ちょっとおどろいたが、わけのわからないうちに安心はしない。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
父はそれがくせの、左の手でやぞうをきめて、新進的代言人らしくもなく、ならずもののような巻舌まきじたで言った。
「所蔵品目録だつて」平岡氏は出て来る骨董屋の顔をじろりと横目でにらみながら、巻舌まきしたで言つた。「江戸つ子がそんな目録つきで品物の取引なぞして溜るもんかい。欲しかつたら不見転みずてんの事さ。」