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巻雲
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けんうん
ふりがな文庫
“
巻雲
(
けんうん
)” の例文
これが普通われわれの見受ける所の即ち雨雲に出来るハロであるが、稀には
巻雲
(
けんうん
)
や
巻層雲
(
けんそううん
)
にハロが現れることがある。
雪
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
午後
本
(
ほん
)
を読んで居ると、
空中
(
くうちゅう
)
に大きな物の
唸
(
うな
)
り声が響く。縁から見上げると、夏に見る様な白銅色の
巻雲
(
けんうん
)
を
背
(
うしろ
)
にして、南の
空
(
そら
)
に赤い
大紙鳶
(
おおだこ
)
が一つ
颺
(
あが
)
って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
巻雲
(
けんうん
)
さえ
浮
(
うか
)
びそうに見えるとこを、三羽の
鷹
(
たか
)
かなにかの鳥が、それとも
鶴
(
つる
)
かスワンでしょうか、三またの
槍
(
やり
)
の
穂
(
ほ
)
のようにはねをのばして白く光ってとんで行きます。
イーハトーボ農学校の春
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
通例
巻雲
(
けんうん
)
と訳されている。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
真夏の
巻雲
(
けんうん
)
。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
巻雲
(
けんうん
)
の下は
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“巻雲”の解説
巻雲(けんうん)は雲の一種。刷毛で伸ばしたように、または繊維状の、細い雲が散らばった形の白い雲である。細い雲片一つ一つがぼやけず輪郭がはっきりしていて、絹のような光沢をもつのが特徴。絹雲(けんうん、きぬぐも)と書かれることもある。俗称ですじ雲(すじぐも)、はね雲(はねぐも)、しらす雲(しらすぐも)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
巻
常用漢字
小6
部首:⼰
9画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
“巻”で始まる語句
巻
巻煙草
巻莨
巻烟草
巻紙
巻莨入
巻藁
巻舌
巻狩
巻物