“紙巻煙草”のいろいろな読み方と例文
旧字:紙卷煙草
読み方割合
シガレット20.0%
あかつき20.0%
ケレーブン20.0%
シガー20.0%
シガーレット20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青年は何ともしれぬ恐怖に襲われ、ブルブルッと身をふるわせた。気がつくと、銜えていた紙巻煙草シガレットの火が、いつの間にか消えていた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
(探偵作家梅野十伍は罪汚れ多き某夫人に代ってニヤリと笑い、ここでまたペンを置いた。そして紙巻煙草あかつきに手を出した)
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そこで梅野十伍は、左手を伸ばして缶の中から紙巻煙草ケレーブンを一本ぬきだし口にくわえた。そして同じ左手だけを器用に使ってマッチを擦った。紫煙が蒙々と、原稿用紙の上に棚曵たなびいた。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
吉里は紙巻煙草シガーに火をけて西宮へ与え、「まだ何か言ッてるよ。ああ、いやだいやだ」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)