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どたん
ふりがな文庫
“どたん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
土壇
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土壇
(逆引き)
「行灯殿が弓を射るそうな。はてどこへぶちこむやら」「
土壇
(
どたん
)
を飛び越し馬場の方へでも、ぶっ飛ばすことでござりましょう」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
落ちかかった夕陽が赤々と
土壇
(
どたん
)
のあたりに散り敷いて、心気もまたしんしんと澄み渡り、まことに競射にはこの上もなくお誂えの夕まぐれです。
旗本退屈男:07 第七話 仙台に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
我が手で、鉄砲でうった女の死骸を、雪を
掻
(
か
)
いて膚におぶった、そ、その心持というものは、
紅蓮
(
ぐれん
)
大紅蓮の
土壇
(
どたん
)
とも、八寒地獄の
磔柱
(
はりつけばしら
)
とも、
譬
(
たと
)
えように口も利けぬ。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかし、そのまに
土壇
(
どたん
)
のまわりは、数本の百目ろうそくが立て廻されて、赤々と輝くばかり——。
旗本退屈男:07 第七話 仙台に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
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