“徒目附”の読み方と例文
読み方割合
かちめつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で講武所總體は右の御進發の御供おんとも、親父も同じく大阪に滯在するうち徒目附かちめつけといふ役に轉じた。そこで私も京都の方をして、親父と一緒に大阪に來て居た。
兵馬倥偬の人 (旧字旧仮名) / 塚原渋柿園塚原蓼洲(著)
物音を聞き附けて、最初に駆け附けたのは、泊番の徒目附かちめつけであった。次いで目附が来る。大目附が来る。本締もとじめが来る。医師を呼びにる。三右衛門の妻子のいる蠣殻町かきがらちょう中邸なかやしきへ使が走って行く。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
還羅鷄籠とうまるかごに乘せ徒目附かちめつけ足輕あしがる目附等警固けいごなし其の外松本理左衞門黒崎又左衞門市田いちだ武助栗坂くりさか藤兵衞など吟味ぎんみ掛の役人いづれ駕籠かご打乘うちのり又九郎兵衞夫婦村役人共大勢付そひ本多家用人笠原かさはら常右衞門惣取締として江戸表へ出立なしたりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)