“廢”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
32.8%
すた32.8%
20.7%
はい12.1%
やめ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若い者の事だから、決して責めるではないが、身分違ひの者とさういふ事をすると、出世のさまたげになるからせと書いてあるのです。
反古 (旧字旧仮名) / 小山内薫(著)
レリーチェとツルビアの間のいとあらびいとすたれしこみちといふとも、これにくらぶれば、ゆるやかにして登り易き梯子はしごの如し 四九—五一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
はやだねとおきやうさとせば、そんならおめかけくをめにしなさるかとふりかへられて、れもねがふてところではいけれど
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はいする以上は藤三郎を家督かとくになすべきは順當じゆんたうなるを世評せひやうの樣子にてはうやら主税之助が甚だ欲情よくじやうかゝ自身じしん實子の佐五郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やめし故今は何方いづかた住居すまひ仕つるやぞんじ申さずとこたへにより其與市の疵は如何樣の大疵にて働き不自由になりたるぞといはるれば海賊共ひたひより口へかけ一ヶ所小鬢先こびんさきより目尻迄めじりまで二ヶ所左のうでよりひぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)