“頽廢”の読み方と例文
新字:頽廃
読み方割合
たいはい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不思議な水々しさがあり、若さといと、青春と頽廢たいはいとの一種の交錯が、屈從と諦らめとに慣れた態度の下に、何にかのはずみで隱見するのでした。
靜寂ひつそり人氣ひとけのなくなつたとき頽廢たいはいしつゝあるその建物たてもの何處どこにも生命いのちたもたれてるとはられぬほどかなしげであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
激しい精神の動搖から生活は果しもなく不聰明に頽廢たいはい的になる許りであつた。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)