-
トップ
>
-
廢
>
-
はい
廢する以上は藤三郎を
家督になすべきは
順當なるを
世評の樣子にては
何うやら主税之助が甚だ
欲情に
關り
自身實子の佐五郎を
成程、
時が
來れば
監獄や、
瘋癲病院は
廢されて、
正義は
貴方の
有仰る
通り
勝を
占めるでせう、
然し
生活の
實際が
其れで
變るものではありません。
象次郎曰ふ、復古は
難きに非ず、然れども
門地を
廢し、
門閥を
罷め、
賢を
擧ぐること
方なきに非ざれば、則ち不可なりと。二人の本領自ら
見はる。
死刑は
理想として
廢すべきものだけれど、それが
保存されてある
以上、
成るたけ
多く
利用しなければならぬ。
引斷りては
舌鼓して
咀嚼し、
疊とも
言はず、
敷居ともいはず、
吐出しては
舐る
態は、ちらと
見るだに
嘔吐を
催し、
心弱き
婦女子は
後三日の
食を
廢して、
病を
得ざるは
寡なし。
楚の
悼王、
素より
起の
賢なるを
聞く。
至れば
則ち
楚に
相とす。((呉起))
法を
明かにし
令を
審かにし、
不急の
官を
捐て、
(一〇五)公族疏遠の
者を
廢し、
以て
戰鬪の
士を
撫養す。
私共も二三
人宛は
休息時間を
廢しても、
交る/″\
行つて
働きますぞ、すると
海底戰鬪艇の
竣工する
頃には、
鐵檻の
車も
出來上つて、
私共は
直ぐ
其れに
乘込んで、
深山の
奧へ
行つて
讓る者ならんと思はれ
何所迄も家來の體に
取扱はれしは實に
特別の
慈悲と云べきを却て主税之助は是を
好機會なりと藤五郎を
廢して實子
佐五郎に
家督を
其方儀先平助養子に相成候節約束を
背き藤五郎藤三郎の兩人を
廢し我子
佐五郎に
家督を繼せん
爲種々惡事等企て候段
不屆に
思召改易の上八丈ヶ島へ
遠島仰付らる