“敷居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しきい68.8%
しきゐ31.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出口の腰障子(こししょうじ)につかまって、敷居(しきい)を足越(あご)そうとした奈々子も、ふり返りさまに両親を見てにっこり笑った。自分はそのまま外へ出る。
奈々子 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
かやは背中を窓の敷居(しきい)にもたれたままがくんと首を垂れて何かぶつぶつわけの分らないことを呟いている。呼んでみたが返事をしない。
暦 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
代助は、一つ店(みせ)で別々(べつ/\)の品物(しなもの)を買つた後(あと)、平岡と連(つ)れ立(だ)つて其所(そこ)の敷居(しきゐ)を跨(また)ぎながら互に顔を見合せて笑つた事を記憶してゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
よく見ると戸締りは恐ろしく嚴重(げんぢゆう)ですが、縁側の雨戸が一枚、外からコジ開けた樣子で、敷居(しきゐ)の痛んだところがあります。