“居敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしか50.0%
ゐしき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ吹雪に怪飛(けしと)んで、亡者のごとく、ふらふらと内へ戻ると、媼巫女(うばみこ)は、台所の筵敷(むしろじき)に居敷(いしか)り、出刃庖丁をドギドギと研いでいて、納戸の炉に火が燃えて、破鍋(われなべ)のかかったのが
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小生の古つゞらに貯(たくは)ふる処は僅にスコツチの背広が一領(りやう)、其れも九年前に拵(こしら)へたれば窮屈なること夥(おびたゞ)しく、居敷(ゐしき)のあたり雑巾(ざふきん)の如くにさゝれて、白昼には市中をあるけぬ代物(しろもの)。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)