“媼巫女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うばみこ50.0%
うばいちこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途中から女の子に呼戻させておいて、媼巫女うばみこ、その孫八爺さんに命ずるがごとくに云って——方角を教えた。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ただ吹雪に怪飛けしとんで、亡者のごとく、ふらふらと内へ戻ると、媼巫女うばみこは、台所の筵敷むしろじき居敷いしかり、出刃庖丁をドギドギと研いでいて、納戸の炉に火が燃えて、破鍋われなべのかかったのが
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
またその媼巫女うばいちこの、巫術ふじゅつ修煉しゅうれんの一通りのものでない事は、読者にも、間もなく知れよう。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)