“欲情”の読み方と例文
読み方割合
よくじやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人は只實心じつしんを旨とし苟且かりそめにもいつはあざむく事勿れと然るを言行相反し私欲をたくましうなす者必ず其の身をほろぼすこと古今珍しからずと雖も人世の欲情よくじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はいする以上は藤三郎を家督かとくになすべきは順當じゆんたうなるを世評せひやうの樣子にてはうやら主税之助が甚だ欲情よくじやうかゝ自身じしん實子の佐五郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ふら否々いや/\其方が申す所一ツとして申譯は相成ず欲情よくじやうかゝりては實の親子しんし兄弟の中成とも心得ちがひの者往々まゝある事なれば彌々いよ/\ちんずるに於ては拷問がうもん申付るぞ其方がくびに掛し百兩入の財布さいふは則ち平兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)