“欲目”の読み方と例文
読み方割合
よくめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
快活(かいかつ)で情愛(じょうあい)があって、すこしも官吏(かんり)ふうをせぬところから、場中(じょうちゅう)の気受(きう)けも近郷(きんごう)の評判(ひょうばん)もすこぶるよろしかった。近郷(きんごう)の農民(のうみん)はひいきの欲目(よくめ)から、糟谷は遠からずきっと場長(じょうちょう)になると信じておった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「……だが、まだおれは三十まえ、あとの半生で、とり返しのつかないこともなかろう。……ああ、そういう気になってから、おれの人相も、自分の欲目(よくめ)か、すこし善くなって来たような気がする」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)