“欲張”の読み方と例文
読み方割合
よくば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしたちはいつもかれの欲張よくばりをからかっていた。かれは一スー、二スーと貯金ちょきんしてしじゅう貯金のたか勘定かんじょうしていた。
と、欲張よくばりのおばあさんは、ぷんぷんとおこって、おおきな二ほん大根だいこんかかえて、会場かいじょうぐちからました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それと同じく宝船たからぶねまくらの下に敷いて眠っても、ただ欲張よくばり考えで眠れば、よし宝船を夢みても遠い沖を帆走ほばしる光景を見たり、あるいはかえって宝船の難破を見たりするであろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)