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欲張
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よくば
ふりがな文庫
“
欲張
(
よくば
)” の例文
わたしたちはいつもかれの
欲張
(
よくば
)
りをからかっていた。かれは一スー、二スーと
貯金
(
ちょきん
)
してしじゅう貯金の
高
(
たか
)
を
勘定
(
かんじょう
)
していた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
と、
欲張
(
よくば
)
りのおばあさんは、ぷんぷんと
怒
(
おこ
)
って、
大
(
おお
)
きな二
本
(
ほん
)
の
大根
(
だいこん
)
を
抱
(
かか
)
えて、
会場
(
かいじょう
)
の
入
(
い
)
り
口
(
ぐち
)
から
出
(
で
)
ました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それと同じく
宝船
(
たからぶね
)
を
枕
(
まくら
)
の下に敷いて眠っても、ただ
欲張
(
よくば
)
り考えで眠れば、よし宝船を夢みても遠い沖を
帆走
(
ほばし
)
る光景を見たり、あるいはかえって宝船の難破を見たりするであろう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
が、それならば
欲張
(
よくば
)
らずに、一つずつ分ければ
好
(
い
)
いじゃないか?
三つの宝
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と
欲張
(
よくば
)
ってもいた。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
「二
輪車
(
りんしゃ
)
とミットと
伝書
(
でんしょ
)
ばとを
買
(
か
)
ってくれない?」と、
正
(
しょう
)
ちゃんは、
大
(
おお
)
いに
欲張
(
よくば
)
りました。
僕がかわいがるから
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
欲張
(
よくば
)
り
婆
(
ばあ
)
さんは、みずから
化物
(
ばけもの
)
を
葛籠
(
つづら
)
の中に潜在させたから、
蓋
(
ふた
)
を開くとともに
醜怪
(
しゅうかい
)
なものが
顕
(
あらわ
)
れだし、
正直
(
しょうじき
)
爺
(
じい
)
さんは
宝物
(
ほうもつ
)
を
潜在
(
せんざい
)
させたから、なかからあらわれ出たのがすべて財宝であった。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
かね
子
(
こ
)
さんも、
正
(
しょう
)
ちゃんも、どちらも
欲張
(
よくば
)
りでした。
子ざると母ざる:母が子供に読んできかせてやる童話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
欲
常用漢字
小6
部首:⽋
11画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“欲”で始まる語句
欲
欲望
欲深
欲心
欲求
欲得
欲情
欲目
欲然
欲呆