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廢
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や
ふりがな文庫
“
廢
(
や
)” の例文
新字:
廃
氣
(
き
)
の
早
(
はや
)
い
子
(
こ
)
だねとお
京
(
きやう
)
の
諭
(
さと
)
せば、そんならお
妾
(
めかけ
)
に
行
(
ゆ
)
くを
廢
(
や
)
めにしなさるかと
振
(
ふり
)
かへられて、
誰
(
だ
)
れも
願
(
ねが
)
ふて
行
(
ゆ
)
く
處
(
ところ
)
では
無
(
な
)
いけれど
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一六六 他を利することは如何に重大なりとも、己を益することを
廢
(
や
)
むべからず、己の本分を識りて恆に本分に專心なれ。
法句経
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
でもそれも、ちやうどこちらへ參ります四日前に、
廢
(
や
)
めなければならなくなりました。その
理由
(
わけ
)
は私には申せませんし、また申上げない方がいゝと思ひます。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
しかし更に考ふるに、此定五郎は
幾
(
いくば
)
くならずして
廢
(
や
)
められ、天保弘化の間に明了軒がこれに代つてゐて、所謂五郎作改五郎兵衞は明了軒自身であつたかも知れない。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
俺
(
お
)
らはあ、
暫
(
しばら
)
くやんねえから、
煙草
(
たばこ
)
は
身體
(
からだ
)
の
工合
(
ぐえゝ
)
惡
(
わ
)
りいから
斷
(
た
)
つたんだから
何
(
なん
)
だが、
酒
(
さけ
)
は
此
(
こ
)
れ
錢
(
ぜね
)
は
稼
(
かせ
)
げねえし、ちつとでも
飮
(
の
)
めば
又
(
また
)
飮
(
の
)
みたくなつから
廢
(
や
)
めつちやつたな
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
いかにも清い幸福がこの一室を
罩
(
こ
)
めてゐると思ふに相違なかつたらう、富之助の父はもう職務を
廢
(
や
)
めて、舊稿の詩文を集めるといつて一室に籠つてゐて、聖者のやうな生活をして居る。
少年の死
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
學校は勝手に
廢
(
や
)
めて來るし、あゝして毎日
碌々
(
ごろ/\
)
してゐて何をする積りなんですか。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「然うセンチメンタルになつては困る。今あなたに
廢
(
や
)
められては困る。」
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
何
(
ど
)
うかしたかと
氣遣
(
きづか
)
ひて
問
(
と
)
へば、
俄
(
にはか
)
に
氣分
(
きぶん
)
が
勝
(
すぐ
)
れませぬ、
私
(
わたし
)
は
向島
(
むかふじま
)
へ
行
(
ゆ
)
くのは
廢
(
や
)
めて、
此處
(
こゝ
)
から
直
(
す
)
ぐに
歸
(
かへ
)
りたいと
思
(
おも
)
ひます、
貴郎
(
あなた
)
はゆるりと
御覽
(
ごらん
)
なりませ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
小川町
(
をがはまち
)
のお
店
(
みせ
)
をお
廢
(
や
)
めなされたといふ
噂
(
うわさ
)
は
他處
(
よそ
)
ながら
聞
(
き
)
いても
居
(
ゐ
)
ましたれど、
私
(
わたし
)
も
昔
(
むか
)
しの
身
(
み
)
でなければ
種々
(
いろ/\
)
と
障
(
さわ
)
る
事
(
こと
)
があつてな、お
尋
(
たづ
)
ね
申
(
まを
)
すは
更
(
さら
)
なること
手紙
(
てがみ
)
あげる
事
(
こと
)
も
成
(
なり
)
ませんかつた
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今
(
いま
)
にあの
方
(
かた
)
は
出世
(
しゆつせ
)
をなさるに
相違
(
さうゐ
)
ない、
其時
(
そのとき
)
はお
前
(
まへ
)
の
事
(
こと
)
を
奧樣
(
おくさま
)
とでもいふのであらうに
今
(
いま
)
つから
少
(
すこ
)
し
氣
(
き
)
をつけて
足
(
あし
)
を
出
(
だ
)
したり
湯呑
(
ゆのみ
)
であほるだけは
廢
(
や
)
めにおし
人
(
ひと
)
がらが
惡
(
わる
)
いやねと
言
(
い
)
ふもあり
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此
(
この
)
迫
(
せま
)
りたる
詞
(
ことば
)
に
我
(
わ
)
れまづ
悲
(
かな
)
しく、
今日
(
けふ
)
こそは
必
(
かな
)
らず
返事
(
へんじ
)
を
取
(
と
)
り、
其方
(
そち
)
の
喜
(
よろこ
)
ぶ
樣
(
やう
)
にすれば、
田舍
(
ゐなか
)
へ
行
(
ゆ
)
くことは
廢
(
や
)
めになし、
何時
(
いつ
)
までも
此處
(
こヽ
)
に
居
(
ゐ
)
て
呉
(
く
)
れよ、
突然
(
だしぬけ
)
に
田舍
(
ゐなか
)
へ
行
(
ゆ
)
きては
嫌
(
い
)
やぞと
泣
(
な
)
き
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
先
(
さき
)
へ
車
(
くるま
)
で
歸
(
かへ
)
りますと
力
(
ちから
)
なさゝうに
凋
(
しほ
)
れて
言
(
い
)
へは、
夫
(
そ
)
れはと
與
(
よし
)
四
郎
(
らう
)
案
(
あん
)
じ
始
(
はじ
)
めて、
一人
(
ひとり
)
では
何
(
なに
)
も
面白
(
おもしろ
)
くは
無
(
な
)
い、
又來
(
またく
)
るとして
今日
(
けふ
)
は
廢
(
や
)
めにせうと
美尾
(
みを
)
がいふまゝ
優
(
やさ
)
しう
同意
(
どうい
)
して
呉
(
く
)
れる
嬉
(
うれ
)
しさも
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
令孃
(
ひめ
)
が
鎌倉
(
かまくら
)
ごもりの
噂
(
うはさ
)
、
聞
(
き
)
く
胸
(
むね
)
とヾろきて
敏
(
さとし
)
しばしは
呆
(
あき
)
れしが、
猶
(
なほ
)
甚之助
(
じんのすけ
)
に
委
(
くは
)
しく
問
(
と
)
へば、
相違
(
さうゐ
)
なき
物語
(
ものがたり
)
半
(
なかば
)
は
泣
(
な
)
きながらにて、
何卒
(
なにとぞ
)
お
廢
(
や
)
めに
成
(
な
)
る
樣
(
やう
)
な
工風
(
くふう
)
は
無
(
な
)
きかと
頼
(
たの
)
まれて、
扨
(
さて
)
も
何
(
なに
)
とせん
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
廢
部首:⼴
15画
“廢”を含む語句
廢止
廢屋
廢業
荒廢
頽廢
興廢
廢嫡
頽廢堂
弛廢
骨廢
頽廢的
頽廢期
頽廢性
相廢
流行廢
朽廢
改廢
全廢
廢物利用
廢殘
...