“他處”の読み方と例文
新字:他処
読み方割合
よそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊更の廻り道して我が門を他處よそに、やみがたき時は車を飛ばせて女子一人に逢はじの掛念、お笑止や我れゆゑ天地を狹しと思すか
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その茂みの中には他處よそから引かれたのでせう、きれいな岩を傳うて愛らしい瀧となつて流れ落ちてゐました。
をとこのそれくらゐはありうちと他處よそゆきには衣類めしものにもをつけてさからはぬやうこゝろがけてりまするに、たゞもうわたしこととては一から十まで面白おもしろくなくおぼしめし
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)