“附目”の読み方と例文
読み方割合
つけめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大挙して突進すると鬼が誰をつかまえようかと狼狽あわてる、それが附目つけめなのである。下駄が一ツ二ツ残ると、それからが駈引かけひきで面白く興じるのだ。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
馬鹿なことを謂ってらあ、何もこっちがえらいんじゃあねえ。島野ッてね、あのひょろ長え奴が意気地なしで、知事をこわがっていやあがるから、そこが附目つけめよ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
終に「やかましい/\/\えゝやかましいや、なに、今聞いたら足弱あしよわを連れた、足弱を連れたなあ盗つ人の附目つけめだ、何万両はいらねえ、たつた廿両だ、早く金を出せ」