“平士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひらざむらい33.3%
ひらざむらひ33.3%
へいし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また言葉の称呼しょうこに、長少の別なく子供までも、上士の者が下士に対して貴様きさまといえば、下士は上士にむかってあなたといい、やれといえばいでなさいといい、足軽が平士ひらざむらいに対し
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
加番は各物頭ものがしら五人、徒目付かちめつけ六人、平士ひらざむらひ九人、かち六人、小頭こがしら七人、足軽あしがる二百二十四人をひきゐて入城する。其内に小筒こづゝ六十ちやう弓二十はりがある。又棒突足軽ぼうつきあしがるが三十五人ゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かつ先例をあんずるに、歯科医佐藤春益しゅんえきの子は、単に幼くして家督したために、平士へいしにせられている。いわんや成善は分明ぶんめいに儒職にさえ就いているのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)