旧字:拔萃
抜萃でなく再話でもないこの全訳『グリム童話集』は、そのまま児童の教育読本ではないかもしれないが、グリム自身の言葉をかりれば
一、古俳書など読むも善し、あるいはこれを写すも善し、あるいは自ら好む所を抜萃するも善し、あるいは一の題目の下に類別するも善し。
御自分で、いろいろの本から抜萃されたのを仮綴にして配られなどされましたが、この方も間もなくおやめになりました。
『朝日新聞』に連載された氏の手記の中から、これに関係した部分を抜萃してみるのも、興味あることであろう。
“抜萃”の意味
《名詞・サ変動詞》
抜 萃(ばっすい 「抜粋」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
書物や文章の要点を抜き出すこと。また、その抜き出したもの。
多くのなかから抜きん出ていること。
(出典:Wiktionary)
抜 萃(ばっすい 「抜粋」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
(出典:Wiktionary)