“させほ”の漢字の書き方と例文
語句割合
佐世保100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村上はふと思い出したように、今は佐世保させほに住んでいる妹の消息を話題にした。
妙な話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
五月初旬はじめ、武男はその乗り組めるふねのまさにくれより佐世保させほにおもむき、それより函館はこだて付近に行なわるべき連合艦隊の演習に列せんため引きかえして北航するはずなれば
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
それからまた半月ばかりののち、千枝子夫婦は夫の任地の佐世保させほへ行ってしまったが、向うへ着くか着かないのに、あいつのよこした手紙を見ると、驚いた事には三度目の妙な話が書いてある。
妙な話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)