“東明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しののめ66.7%
しのゝめ16.7%
とうめい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがてポルタ・カプチイニの方にかすかな東明しののめの光が漏れたと思うと、救世主のエルサレム入城を記念する寺の鐘が一時に鳴り出した。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
丁度夏の夜が早くも東明しのゝめにならうとする頃、熱の爲に浮されて囈言うはごとを云ひながらも、うと/\と眠つてゐたY子は、突然はつきり眼をあいてとこの上に起き上つた。
実験室 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)
「古」といふのは私が能く申しますが、朝鮮の上古の傳説では自分の國の元祖を「沸流ふる」といふ者だと考へる系統と、それから「東明とうめい」といふ者だと考へる系統と二つある。
近畿地方に於ける神社 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)